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我が加根又企業集団の根幹をなす加根又本店の創業は、漆器の販売に始まる。鹿児島市で漆器店に修行していた創業者の菅政春が独立の志を立て、故郷愛媛県波方村から弟の秋登、時雄の二人を呼び寄せ県北の姶良郡栗野村(現涌水町)にその名も「菅兄弟商会」の看板を掲げたのが第一歩であった。時に大正十四年、長男政春二十歳(故人)、次男秋登十八歳(故人)三男時雄十五歳(故人)、三年後には四男有親(故人)も加えた若い兄弟商会は着実に力をつけ、早くも創業五年にして念願の鹿児島市への進出を果たしたのであった。
昭和八年、菅家曽祖父以来の又兵衛、又平、又治の「又」をとって加根又本店と改称。戦後の昭和二十年業種転換を図り家庭金物の販売を手がけ、積極的な商法が功を奏し、戦争直後の時代背景もあり、わずか一年で西日本屈指の家庭金物店に成長した。翌年には、「株式会社加根又本店」として会社組織化し、日用品、住宅機器、住宅建材、窓枠硝子、建設資材など幅広い分野にわたって販売活動をつづけ、西日本で業界に確固たる位置を占めるに至った。創業八十年を経た今日、加根又本店は「時代のニーズに応える」をモットーとし、その流通網は広く西日本主要都市を網羅して、それぞれの地域の生活、産業に貢献している。
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